何かしら良くないことをすれば叱責されることは当然ですが、
それが発生しにくい場所というものがあります。
たとえば、
葬儀会場といった日常生活では馴染みがない場所が該当するのではないかと思います。
しかしながら、
私と一部の親族には葬儀会場でスタッフから叱責されたという経験があります。
あまりにも無様な姿を周囲に晒してしまったので、
当事者の間で発生した事実は他言無用であることが決められたほどです。
それを今打ち明けることになるので、
正直なところ非常に複雑な気分です。
資産家で有名だった祖父の葬儀で事件が起こり、
その内容は遺産相続が深く関係しています。
本来であれば葬儀が営まれた後に遺産分割協議が始まるはずでしたが、
些細な世間話から当事者同士がヒートアップしてしまった経緯があります。
主として話題に上がったのは祖父が保有していた数多くの土地についてで、
誰が生前の故人に貢献していたのかを私も含めて一部の親族が主張し合ったのです。
話し合いの決着は着かず、
それどころか取っ組み合いの喧嘩にまで発展してしまいました。
葬儀社の敷地内で無様な喧嘩を繰り広げた私たちに気が付いたスタッフが走ってやってきたとき、
私は鼻から鮮血を垂れ流していました。
取っ組み合いの喧嘩の途中にも祖父の土地が是が非でも欲しいなどと私が叫んだことによってスタッフに事情が知られてしまい、
その場に怒号が響きました。
声の主は葬儀社のスタッフであり、
私たちはすぐ喧嘩を止めました。
葬儀の時は
みんな精神的に不安定です。
お互いが寄り添う気持ちが大事ですね。
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