叔父が亡くなった際、葬儀屋との交渉等、葬儀全般を家の代表として取り仕切りました。
叔父夫婦には子供がいなかったこと、また叔母が看護疲れと叔父の死により疲れ果てており、葬儀の準備に携わるのはほぼ不可能な状態のためでした。
どこの葬儀屋に頼んでいいかもわからなかったので、遺体を運んでくれた葬儀屋にお願いすることにしました。
遺体を病院から運び入れたのが深夜でしたので、翌朝改めて葬儀の打合せをすることになりました。
使う葬儀場、棺、祭壇、骨壺、葬儀当日の食事や僧侶の手配など、それぞれについての説明を受けて見積もりを作成していきます。
この際に気をつけたいことは、棺や祭壇を少しづつ高級なものにし、祭壇に飾る花の量を増やしていくなど、一つ一つを少しずつ高めなものにしていくと、スタンダードなもので組み合わせるよりも合計金額に大きな差が出ることです。
全てをけちる必要は無いと思いますが、全てを高級なものにする必要もないと感じました。
何にお金をかけるかは葬儀屋の担当者と相談しながら決めていくといいと思います。
また葬儀に立ち会う僧侶や戒名の問題については全く無知でしたが、こちらも全て葬儀屋の人が手配をしてくれることになりました。
宗派を指定すれば葬儀屋が提携しているお寺から僧侶を派遣してくれます。
また戒名をつけることはせずに、生前の名前で埋葬することにしました。
葬儀屋の話では戒名をつけない人も最近は増えているとのことでした。
葬儀屋による見積もりの作成時間は、大した質問をしなくても2時間程度かかりました。
かなりの長時間になります。
精神的にも肉体的にも結構へとへとになりましたが、これくらいはかかると考えておいたほうがいいように思います。
また見積もり以外にかかる費用としてチップがあります。焼き場の係の人、通夜と葬儀の祭に食事の配膳をしてくれる人にはチップが必要なそうです。
こうした目に見えない部分でお金が必要になることも初めて知りました。
今から思えば葬儀終了まで葬儀屋に頼り切っていた感がありますが、叔父の知人への葬儀の連絡やら弔問客の対応など、とにかく慌ただしく日々が過ぎていくので、葬儀屋に頼り切ってよかったのではないかと思います。
ちまたでは葬儀屋の不明朗な料金の請求等が問題になることがありますが、我が家の場合は、そうした業者ではなくて良かったと今では思っています。
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