葬儀と告別式

葬儀とは、遺族や近親者、友人、知人などが集まって故人の冥福を祈り、成仏することを願って営む宗教儀式です。
一方、告別式は、故人の友人や知人が、故人との最後のお別れをする社会的な儀式で、本来は会葬者全員で、遺骨を墓地に埋葬する前に行っていました。
しかし近年は、大規模な葬儀以外は、葬儀と告別式を同時に行うようになっています。

葬儀・告別式の準備

葬儀・告別式は、通夜の翌日に行われます。
通夜が終わったら、喪主、各世話役は、葬儀社の担当者と、翌日の葬儀の式次第について、細かく打ち合わせをします。
それぞれの世話役の役割は、通夜のときと同じですが、通夜と担当が代わることがあるので、再び確認が必要です。
式進行のスケジュールは葬儀社が作成してくれますが、席次や弔電の紹介順などは遺族の説明が必要です。
席次については、基本的に通夜の席次と同じですが、告別式では遺族や親族が会葬者に背を向けないように座ることもあります。
焼香は通夜同様、席順で行いますので、失礼のないように打ち合わせておきましょう。
打ち合わせをする内容は、下記のようになります。

葬儀設営

□僧侶と最終打ち合わせ
通夜のあと、あるいは当日の僧侶到着後に、式次第など全体の流れ伝ついて確認する。

□喪主のあいさつ
あいさつの内容をメモしておく。

□受付係、会計係、返礼品係
葬儀・告別式終了後の香典の処理、芳名帳や筆記用具を確認する。会葬礼状・返礼品の準備も確認する。

□携帯品係
携帯品預かり所のチェックをしておく。

□弔事を依頼する
前日に、故人と親しかった友人や同僚などに依頼しておく。何分程度にと時間も伝えておく。
最近は省略されることも多い。

□弔電披露の範囲
遺族が弔電に目を通し、全文紹介するも雪程、名前だけ読み上げるものに分け、JI頂序を決める。
名前や肩書きなど読み違えそうなものは仮名を娠る。

□祭壇の飾りつけ、会場の準備
供物を並べる順序は喪主がチェックする。

□相を運ぶ人を決める
出棺のときに誰が棺を運ぶかを決めておく。

□火葬場に同行する人の確認
通常、身内と、ごく親しい間柄の人が火葬場に同行する。同行を希望する人を前もって確認し、
必要な車の台数を手配する。人数が多いときは、車に番号をつけて乗車する車の番号札を渡し
ておく。

□火葬場での接待係
骨揚げまでの間、火葬場の控え室で茶菓で接待するので、接待係を決めておく。

□火葬許可証
火葬場で必要になるので、必ず持っていく

□初七日法要と精進落としに出席する人数の確認

 

席次と焼香

死者を弔う儀式の葬儀、最後の別れを告げる儀式の告別式。
この二つは本来、別の儀式ですが、現在はひとまとめに行うことが多くなっています(宗派や規模により異なります)。

席次については、葬儀・告別式を分けて行う場合は、葬儀のときは全員が祭壇に向かって座り、葬儀終了後、喪主と遺族が会葬者のほうに向いて座り直し、告別式を開始します。

葬儀に引き続き告別式を行う場合は、葬儀の席次のままに行います。
焼香は血縁の近い順に行い、一般会葬者は席順に行います。

お焼香

葬儀・告別式の進め方

遺族は一般会葬者に先立ち、葬儀の日分前には着席します。
そして、会葬者も全員着席したのを確認してから式場係が僧侶を案内します。
葬儀の進行(司会)は、世話役代表か葬儀社の担当者が務めます。
「閉式の辞」は、「ただいまから故OOの葬儀を執り行います」と、敬称をつけずにあいさつします。
このとき、簡単に故人の人柄・経歴に触れることもあります。

弔事の紹介では、「ただいまより、弔事を頂戴します。友人代表OO殿」と指名します。

弔電紹介は、多数の場合は「ほかにO通頂戴しております。
時間の関係で省略させていただきます」と述べます。

敬称は、「様」ではなく、「殿」を用いるのが一般的です。
政治家や学者などには「先生」を用います。

火葬場へ行く時間は決まっているので、時間の調整は通常、この弔電披露で行います。
僧侶の合図があったら、喪主から順に焼香していきます。

閉式の辞は「これをもって葬儀を終了します」、休憩のあと告別式に移るときは「これより告別式に移ります」と述べ、告別式の終了は「これをもちまして、故OOの葬儀並びに告別式を終了します。
長時間にわたり、誠にありがとうございました」とあいさつし、「出棺の用意ができますまで、控え室でお待ちください」と案内します。
ただし、自宅で行う場合は葬儀・告別式を区別せず、一緒に行うことが多いので、こうしたあいさつは省略されます。

 

喪主のあいさつ

喪主のあいさつは、通常、出棺の際に行いますが、規模の大きな式や、火葬がすんでいて出棺がない場合などは、葬儀・告別式の最後に行います。
あいさつには、会葬へのお礼、故人への生前の厚情に対するお礼、遺族への今後の支援やおつき合いのお願いを入れます。
故人の死についての説明や、生前の様子を話してもいいでしょう。

 

例1

本日はお忙しいところを、父OOの葬儀政びに告別式にご会葬くださいまして、誠にありがとうございました。
とどこむとお陰様で、滞りなく式を執り行うことができました。
また、このように大勢の方々にお見送りいただき、さぞかし故人も喜んでいることと存じます。
残された私どもは未熟者ではございまへんすが、今後とも放人同様、ご指導、ご鞭たったまわ提を賜りますようお願いいたしまして、ごあいさつに代えさせていただきます。
ありがとうございました。

喪主あいさつ1

 

例2

本日は、亡き父OOのために、このようにたくさんの皆械にご会葬いただき、厚くお礼申し上げます。
父は一昨日の早朝に、孝一茨のため、施設で息を引き取りました。
施設のスタッフの方々のお話によりますと、前夜もいつもどおりに食事をし、朝、部屋を訪れたスタッフには笑顔で話しかけたそうです。
そして、再度朝食を伝えるために部屋を訪れた際には、すでに事切れていたそうです。
お医者様は、たぶん本人もわからないうちに亡くなったようだと話されました。
私たち家族は、死に目に会うことができませんでしたが、88歳という年齢で穏まつといやかに天寿を全うして逝ったことがせめてもの慰めです。
皆様方には、生前は父と親しくおつき合いをいただき、故人に代わりまして心よりお礼申し上げます。
どうか生前同様、皆様のご厚誼を賜りたく、お願い申し上げます。
本日は、ありがとうございました。

喪主あいさつ2

 

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