遺骨が家に戻ると還骨勤行が行なわれる。

これで一連の葬送儀礼は終わり、
以後は初七日からの追善供養となるのだが、
最近は還骨勤行とあわせて初七日法要が繰り上げて行なわれることが多い。

本願寺派の還骨勤行は『阿弥陀経』・念仏・和讃・回向・御文章。

大谷派は『正信偶』・念仏・和讃・回向・御文。

御文章(御文)はいずれも「白骨章」が拝読される。

拾骨したばかりのことであるのあしたゆうべろくしんけんぞくで、
「朝には紅顔ありて、
夕には白骨となれる身なり。

(略)六親春属あつまりて、
なげきかなしめども、
更にその甲斐あるべからず」といった文句が身に迫る思いがする。

しかし、
この御文章が読まれる真意はそこにあるのではなく、
末尾の「人間のはかなき事は、
老少不定のざかひなれば、
たれの人も、
はやく後生の一大事を心にかけて、
阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、
念仏まうすべきものなり」にあることは言うまでもない。

まんだら