最近では、
お盆というとテレビなどでは帰省のニュースが賑わしています。
しかし、
本来はこのお盆の時期には亡くなった先祖があの世から帰ってくるのでそのおもてなしをする時期になります。
お盆の行事には、
その地方独自のものがあり一概にやり方は言うことはできません。
ただ、
どこの地方でも先祖を敬う気持ちに変わることはありません。
よく、
行なわれる行事にはお盆にはまずお墓参りをする人がたくさんいます。
離れた場所から、
帰省する人達もお墓参りをしてからのんびりふるさとを楽しみます。
子供の頃は、
先祖が帰ってくると言われてお仏壇の前にいくのが恐いと感じた人もいるはずです。
日本古来からの、
大切な伝統でありこうしてお盆を大切にすることで先祖を忘れることなく次の世代に繋いでいくことができます。
日本でも、
有名な行事が京都でされている大文字の送り火です。
最近は、
文字になっていますが当初はまだなっていませんでした。
お盆の終わりに、
あの世に帰る先祖が道を間違うことなく行けるように、
山に松明で灯りをともして先祖を見送る行事です。
昔の人のやさしさが、
伝わる行事です。
この送り火は、
一説には弘法大師空海が始めたという話しがあります。
しかし、
実際のところはいつ始まったのかは不明となり京都の謎の一つです。
このように、
古来から日本人は先祖を忘れることなく感謝をしてこの時期には好物を並べてもてなしてきました。
はるか昔から、
続く京都の送り火がそれを証明しています。
今の自分という存在があるのは、
何代も先祖が繋いできたおかげです。
その感謝を込めることでお盆という時期ができています。
この伝統を、
文化として残すことが今の世代に課せられた課題となります。
人が合掌して、
いる姿は一番美しい姿とされています。
無防備ですが、
信頼ができるからこそが合掌できます。
そんなことを、
思いながら先祖に思いを馳せることもこの時期ならではのことです。
初盆のときには、
まだ悲しい気持ちがありますが亡くなった先祖達はいつもそばで見守っています。
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